風疹の大流行が心配されているが、厚生労働省は16日(2018年10月)、風疹患者が関東地方を中心に昨年1年間の10倍以上の1100人に達したと発表した。咳やクシャミで感染し、感染力はインフルエンザの2~3倍と強い。
感染しても、発熱や発疹など軽い症状で済むケースが多いが、注意が必要なのは妊娠初期の女性だ。お腹の中の赤ちゃんが、心臓や目、耳に障害を受けることがあるからだ。
「39歳6か月以上の男性、56歳以上の女性」接種受けてないかも
感染者は男性は39歳6か月以上、女性は56歳以上に集中していて、とくに男性に多い。風疹ワクチンの予防接種制度がなかった世代だ。司会の国分太一が「堀尾さんはワクチン男子ですか」と聞く。
堀尾正明キャスター「予防接種を受けたかどうかも、風疹に罹ったかどうかも覚えていないんですよ。抗体があるかどうかわからないとは、無責任な話です」
堀尾のような人は大勢いそうで、自治体などは抗体検査(病院での血液検査)を勧めている。検査費用は5000円前後で、女性は東京都内はほとんど無料だ。抗体がなければワクチンの効き目を確実にするため2回受ける。ワクチン接種料は1回6000円前後という。合計1万7000円前後かかる。
抗体検査なしても接種OK
コメンテーターの菊間千乃(弁護士)「何度も病院に行くのは大変なので、抗体のあるなしに関わらず、直接、風疹ワクチンを接種してもいいのかしら?」
国分は「ちょっとわからないので、病院で相談すると良いですね」とつれない。そこで、筆者が練馬区保健予防課に聞いてみた。担当者によると、抗体検査なしでワクチンを接種しても問題はないということだった。