韓流アイドルグループ「KARA」の元メンバー、ク・ハラさん(27)の暴行・リベンジポルノ騒動で進展があった。ハラさんと、顔と実名を公開した元恋人、チェ・ジョンボムさん(27)の言い分が激しく食い違っていることから、捜査当局が異例の手段「対質尋問」を今週中にも行うというのだ。
リベンジポルノ騒動第2ラウンド 韓国中が注目する結果
対質尋問とは事件の当事者2人とそれぞれの弁護士が同席する中、検事や警察が両者に交互に尋問をする捜査方法。事実上、元恋人同士の直接対決になる。弁護士の三輪記子さんはこの捜査手法に「ビックリしました。日本でもごくまれに刑事裁判でありますが、捜査方法としては日本の法律家の感覚としてはあり得ない」と驚く。
さて、注目される双方の食い違いは2つ。1つ目は暴力が一方的だったのか双方によるものだったのかという点。チェさんは、9月13日(2018年)、別れ話に逆上したハラさんから一方的に暴力を受けたと主張。「生まれてから1回も拳を上げたことはない。ましてや女性になんてありえない」と話す。それに対し、ハラさんはチェさんも暴力をふるったと真っ向から反論。子宮からの出血などの診断書を提出し、自分の体についたあざの写真を公開した。
2つ目は2人の私的な動画をハラさんに送りつけたチェさんの行為がリベンジポルノの脅迫だったのかという点だ。ハラさんは「タレント人生を終わらせてやると言われ、脅迫された」というが、チェさんは「脅迫のつもりはなかった。動画を送ったのは、『返す』という意味だった」と説明する。
捜査当局は、復旧したチェさんのUSBやメールのやり取りなどを元に2人を交互に問い詰めていくと見られていて、すでに持っている情報を伏せて質問をすることもあるという。
国分太一「カマかけてどっちが嘘をついているか突き止めるわけですね。まだまだ時間かかりそうです」