競馬史上初の珍事 ゴールを間違えて早めにスパート、結局最下位に

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   新潟競馬場で13日(2018年10月)、行われた約1周半のレースで、1周でゴールと勘違いした騎手が早めにスパートをかけ、結局、最下位の12着で終わるという珍しい出来事があった。

   羽鳥慎一キャスター「新潟競馬場で1周半するのは、去年、今年で2回しかない。異例な長さだそうです。あそこ(間違えた地点)で終わるのが多いんですよ」

デビュー後新人最多の7勝を挙げた期待の騎手

   JRA史上初の珍事というミスを犯したのは、3月にデビューした新人騎手の山田敬士さん(21)。デビュー後新人最多の7勝を挙げていた。新潟6R(ダート2500メートル)で2番人気ペイシャエリートに騎乗した。レースはゴール板の対面にあたる2コーナーすぎの向正面からスタートし、約1周半するコース設定。使用頻度は極めて少なく、2016、17年の秋に2レース、今秋も2レースが予定されているだけだった。

   山田さんは同コースは初めて。1周目の直線入り口から猛然とムチを入れたが、ゴール板通過時にレース終了だと勘違いして馬を減速。その後、ミスに気づきレースに再合流したが、最下位12着に終わった。JRAから騎乗停止処分などの厳罰が下された。

   ジャーナリストの青木理「お金かけた人は腹立たしいでしょうけど、間違いでしょ。そんなに厳しくする必要あるのかという気もします」

   弁護士の菅野朋子「プロはプロですからね。これ、もし許してしまうと、わざとやった場合も見逃してしまうことになりかねない。厳しい処分は仕方ない。資格剥奪とかではないので、今後には期待したい」

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