やみくもな駆け込み買いだめは大損! 経済ジャーナリストが説く、消費税10%時代の「賢い買い方」

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   安倍首相はきょう15日(2018年10月)午後の臨時閣議で2019年10月から消費税10%引き上げを表明する。引き上げまであと1年、私たちができることは? 経済ジャーナリストの荻原博子さんに聞いた。

   まずは生活用品について。食品や化粧品、薬などの生活に欠かせない商品の買いだめは必要か?

   答えは「否」。「(引き上げが見送られた)前回と違い、今回は財務省が還元セールを認めている。2~10%オフなどで還元するところが多い。人を呼び込むため、下手すると引き上げ前より安くなる商品もある可能性もある」と荻原さん。焦りは禁物だ。

家や家電、大きい買い物こそ、焦らず待て!

   では、家電は? 荻原さんによると狙い目は来年冬のボーナス商戦。駆け込みで買うより、秋に新モデルが発表されるのを待って、「高品質な型落ち」を買った方がお得だ。「新しいものが欲しいとしても、店頭割引で安くしてくれますよ」。こちらも焦ってはいけない。

   では新築マンションや一軒家は? 「狙うなら、2020年以降。東京五輪が終わったとたん、景気の崖がくる可能性があります。そもそも土地には消費税はかからないので、引き上げは関係ありません。消費税がかかるのは上物だけなので、景気が悪くなり、安くなるのを待った方がいい」。

   では引き上げ前にするべきことは...? 荻原さんが消費税10%に備えた「防衛策」としてオススメするのは「通信費と保険の見直し」だ。「家計の中で一番出費が伸びているのは通信費。ちょっと見直せばかなりの節約になります。サービスセンターに電話して自分に合ったプランを聞くだけでその場で見直してくれます」と話す。

   ちなみに消費税が10%に上がることで、景気は落ち込むと荻原さんは予想する。税負担の計算が簡単になり、買い控えに繋がることも一因になるからだそうだ。

   司会の国分太一「でも、延期し続けてきた安倍さんですから、今回も分からないですよね」

   堀尾正明(アナウンサー)「参議院選挙の直前にやっぱり引き延ばししますと言いかねない」

   荻原さん「そもそも、オリンピックに3兆円もかけるような税金の使い方するなら、消費税を上げる前にもっとすることを考えてほしいですよ」

   カンニング竹山(お笑い芸人)「我々の生活を、政局に使うのはやめてほしいですね」

ピノコ

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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