12日(2018年10月)、政府は来年(2019年)に限り、皇太子さまが天皇に即位する5月1日を祝日にする考えを明らかにした。これによって2019年のゴールデンウィークは史上初、有給を取らずに10連休になることになった。「祝日法」で祝日に挟まれる平日も祝日になるため、本来なら平日の4月30日と5月2日も休みになるからだ。
しかし、街の人々から聞こえるのは、嬉しい声ばかりではない。50代の経理の女性は「市役所や銀行なんかも休みになるだろうから、急ぎで何かあったら大変」、50代の販売業の女性は「お菓子を売る仕事なので、忙しくなる。休みが多いと逆に困る」、小さい女の子を抱っこした30代のサラリーマンは「保育園に預けない間、ずっと子どもの面倒を見ないといけないので大変。どこも混むだろうし、出費もかさみそう」と、それぞれの複雑な気持ちをカメラに向かって吐露する。
なかでも一番切実そうなのが50代の主婦。「夫が10日間ずっと家にいるかと思うと。ずっと一緒にいるのはなかなか厳しい......」と心の内を明かした。
ただでさえ人手不足なのに...宅配業者は殺人的な忙しさに?
日本屈指の温泉地、熱海も10連休を不安視する。後楽園ホテルの宿泊担当者は「熱海は首都圏の方が主なお客様。都内から近いというメリットがある観光地では、10連休で海外などに行かれてしまうとお客様が減る可能性がある」という。
第一生命経済研究所の長濱利廣さんは、観光業界の経済効果には期待する一方、「連休前の買いだめなどで、宅配業者や小売業者がさらに人手不足になるのでは...」と懸念する。
堀尾正明(アナウンサー)「働き方改革の一環で来年の4月から有給が義務化される。さらに有給をくっつけて10日と言わず、2週間3週間まとめて休むとプランも立てやすいですよね」
司会の国分太一「でも日本人は休むのがヘタクソじゃないですか。『本当にこんな休んでいていいのかな?』と、ソワソワしてしまう」
カンニング竹山(お笑い芸人)「年号が変わるというのもあるし、自分の人生の思い出の1ページになるのでハッピーな気持ちで楽しみたい。でも......月曜が2回もある。29日と6日、ビビット休みにならないですか?」
堀尾「こういう番組は休みにならないの!」