日本大学の悪質タックル事件のキッカケとなった宮川泰介選手はきのう3日(2018年10月)、チームに復帰することを明らかにした。きょう4日から練習に参加する。
宮川選手は今年5月の関西学院大学との試合で、監督らの指示で反則タックルを行い、相手選手にけがをさせた。「アメフトはもうしません」と退部を表明し、部から離れていたが、チームメイトや橋詰功・新監督の誘いを受け、復帰を決めたという。
日大アメフト部は関東学生アメフト連盟から今季の公式戦出場停止処分を受け、下位リーグのBIG8に降格し、昇格は早くても来年冬以降となる。
関学も「復帰に賛同し、日大フェニックスの再生を期待」
宮川選手は「厳しいチーム状況を立て直していくチームメイトをよそに、私自身がチームのために何もせずにいることが無責任だと感じ(中略)、思い悩む日々を過ごしてきました」といい、「多くの方にご迷惑をおかけしましたことをしっかりと心に刻み、今後の糧といたします」と結んでいる。
関西学院大学アメフト部は「宮川選手の部活動への復帰に賛同し、批判を受ける覚悟をもっての勇気ある決断に敬意を表します。チームメイトとともに日大フェニックスの再生・復活に向けて尽力されることを強く期待しております」とのコメントを出し、エールを送った。
キャスターの伊藤利尋アナ「関学のこの気持ちが宮川選手の背中を押したという部分も大きいと思います」
司会の小倉智昭「宮川選手には早く復帰してほしいとずっと思っていました。全日本クラスの選手ですから、またその場を目指して頑張ってもらいたいですね」
文
キャンディ| 似顔絵 池田マコト