樹木希林さんの葬儀で娘婿本木雅弘が語った内田裕也との秘められたエピソード

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   全身がんで亡くなった女優樹木希林さん(享年75)の葬儀が昨日(2018年9月30日)、都内で行われた。吉永小百合さん、北大路欣也さんら親交のあった約1500人が参列して、最後の別れをした。娘婿の本木雅弘さん(52)が取材陣に、樹木さんの最後の様子と、夫のロック歌手内田裕也さん(78)との奇妙な関係を語った。

内田裕也は遺骨をポケットに入れた

   喪主は内田裕也さんが勤めたが、挨拶はせず。代わりに娘の内田也哉子さん(42)が、「うちは母と私の二人だけの家庭でした」と両親を語った。

   本木さんは「也哉子が看護婦長さんに呼ばれ、樹木希林さんが毎晩、裕也さんに会いたいとおっしゃっていますよと言われたそうです。『ええっ』『本当ですか』と、樹木さんに確認したら『まあそうよ』と。『うちに帰ってからみんなに会うわ』と言っていたそうです」と話した。しかし、病院から戻った日の深夜、容体が急変したのだった。

   急遽電話で、裕也さんの「しっかりしろ」という声を聞かせると、希林さんは「(孫の)UTAの手をぎゅっと握った」という。「それを裕也さんに伝えると、『ありがとう』『ありがとう』と。そのうち呼吸の間隔が開いていって、本当に平らに静かに消えていく感じでした」

   「翌日裕也さんは、希林さんが使っていた赤いグラスでビールの献杯した後、とにかく『きれいだ、きれいだ』と。『昔から美人だと思っていたんだよ』って」と語ると、記者たちは笑った。

   笠井信輔アナ「私も参列させていただきました。『万引き家族』の是枝裕和監督の弔辞を、橋爪功さんが代読したんですが、これが『樹木希林はもう一人の母』という名文でした」

   笠井は、本木さんのもう一つの話をした。荼毘に付して骨壷を閉じようとすると、裕也さんが車椅子から立ち上がり、希林さんのアゴの骨を拾って、ハンカチで包んでポケットに入れたのだという。

   笠井「それを見ていた人たちは、やっと希林さんは裕也さんの元へ帰るんだと思ったという」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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