超巨大台風24号、超高速で列島を駆け抜ける おかげで被害少なすぎ?ワイドショー拍子抜け

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   超大型の台風24号は、昨日(2018年9月30日)午後8時過ぎに紀伊半島に上陸した後、名古屋、岐阜、長野から仙台に向けて一直線に本州を駆け抜け、1日(10月)明け方には盛岡から三陸沖に抜けた。時速95キロという凄まじい速さだったが、雨、風の被害は逆に短時間で終わり、大きな災害にはならなかった。

あまりに速すぎるため、河川洪水起こらず

   首都圏の交通は、JR東日本が初めて全在来線を午後8時で止める計画運休を決め、私鉄各線もこれに続いたため、都内の盛り場も一斉に早仕舞い。都心には人影がまばらになった。長距離の交通も、空の便が早々と欠航を決め、新幹線も在来線より早く運行を減らしたため、大きな混乱は起こらなかった。

   また、台風も大方が家にこもった深夜に、あっという間に駆け抜けたために、河川の増水などといった深刻な事態にはつながらなかった。

   しかし、テレビの画面はそうはいかない。なんとかものすごいシーンを撮ろうとリポーターがめぼしい場所に散って、待ち構える。東京ディズニーランドのJR舞浜、浅草、秋葉原...当然当たり外れがある。

   新橋のSL広場には、午後9時にほぼ人影なし。渋谷のスクランブル交差点も、午後11時には車だけ。気象予報士の天達武史は、午後11時半にお台場で、「台風はまだ名古屋なんですが、すごい風です」とやっていた。

   しかし、本当にやってきたのは午前零時半を回った頃だ。八王子では、観測史上最大の瞬間最大風速45.6メートルを記録。都心でも39.3メートル。ベテランアナの笠井信輔が青山通りで猛烈な風にぶつかっていた。街路樹が折れて路上に散乱。迎賓館脇で直径7、80センチの樹木が倒れ、高円寺では高架沿いで創業37年のうどん店が吹き倒されていた。しかし、どれも単発。キャスターの小倉智昭も「東京は強いね、被害は少なかったんじゃないの?」と残念がる(?)ほど。

   仕方なく「とくダネ」はこの後、おととい(29日)の沖縄から台風の軌跡をたどり始めた。リポーターが雨風の中で「雨粒が痛いです」などという映像を延々1時間20分。いくら土日があったとはいえ、見ていてくたびれる。雨風のリポートはなんとかならないものかね。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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