<文学処女>(TBS系・MBS制作)
城田優らイケメン選りどり見どり!妄想シーンでは白い肌たっぷり露出

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   タイトルに一瞬ひるんでしまうが、中身はそんなに過激じゃなく、いたってオーソドックスなラブコメだ。原作は中野まや花のLINEコミックスで、LINEコミックス初の実写ドラマだという。ちょっと前には「ケータイ小説」というのがあって、新垣結衣主演「恋空」を始め、「Deep Love」や「赤い糸」など実写化される流れがあったが、その漫画版という感じがしないでもない。

   「ドラマ放送記念! 27話分 10/31まで無料公開中♪」ということで、試しに少し読んでみたら、ついついハマってしまい、結局、一気に読んでしまった。すーっと入ってくるところが人気の秘密かもしれない。

男を知らない女と恋のできない男の奇妙な恋物語

   本好きが高じて文芸編集者となった月白鹿子(森川葵)は恋に奥手で26歳にして処女だ。そんな月白が担当することになったのが、ひと回り以上も年上の人気小説家・加賀屋朔(城田優)だった。男を知らない女と恋ができない男のいびつな関係から生まれる遅咲きの恋の話というわけである。

   ドラマの見せ場は鹿子の妄想シーンです。経験はないが妄想は大胆で、セクシーシーンも多い。妄想に出てくる加賀屋は肌の露出多め。それで気づいたのが、城田の肌が美しいこと。母がスペイン出身ということで、白人の血が半分入っているせいか、透き通るような白い肌につい見とれる。お隣りの森川がお気の毒になるほど。190センチと高身長の城田は漫画の実写にぴったりである。お決まりの黒縁メガネもよく似合う。ツンデレなところといい、女子の好物を全部詰め込んだかたちの加賀屋はまさに適役だ。

新鮮に響く森川葵のセリフ・・・エッチ、キスでなく「情事」「接吻」

   城田は文化庁芸術祭演劇部門新人賞をはじめ、読売演劇大賞優秀男優賞、菊田一夫演劇賞など、数々の演劇賞を受賞する演劇界の至宝である。それがこんなドラマに出るなんて、と残念な感なきにしも非ず。なにかメリットがあるのかと思ったら、挿入歌を歌っているのは城田だった。将来、このドラマが城田の黒歴史になるかも。

   ほかにも、鹿子を密かに思う望月千広役を中尾暢樹、そんな望月を好きな校閲部の七星真樹役の上遠野太洸、文芸部編集長・三島皓役の河原雅彦と、年齢、タイプの違うイケメンを取り揃え、目を楽しませる趣向にもなっている。深夜のイケメン鑑賞タイム。

「あの、私、先生と情事してしまったんでしょうか」
「昨晩の接吻の件、申し訳ございませんでした」

   エッチではなく情事、キスではなく接吻というような、鹿子の言葉のチョイスが新鮮に響く。秋の夜長は2人の恋の行方を胸キュンしながら見守るとしよう。(毎週火曜深夜1時43分~)                大熊猫

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