新鮮に響く森川葵のセリフ・・・エッチ、キスでなく「情事」「接吻」
城田は文化庁芸術祭演劇部門新人賞をはじめ、読売演劇大賞優秀男優賞、菊田一夫演劇賞など、数々の演劇賞を受賞する演劇界の至宝である。それがこんなドラマに出るなんて、と残念な感なきにしも非ず。なにかメリットがあるのかと思ったら、挿入歌を歌っているのは城田だった。将来、このドラマが城田の黒歴史になるかも。
ほかにも、鹿子を密かに思う望月千広役を中尾暢樹、そんな望月を好きな校閲部の七星真樹役の上遠野太洸、文芸部編集長・三島皓役の河原雅彦と、年齢、タイプの違うイケメンを取り揃え、目を楽しませる趣向にもなっている。深夜のイケメン鑑賞タイム。
「あの、私、先生と情事してしまったんでしょうか」
「昨晩の接吻の件、申し訳ございませんでした」
エッチではなく情事、キスではなく接吻というような、鹿子の言葉のチョイスが新鮮に響く。秋の夜長は2人の恋の行方を胸キュンしながら見守るとしよう。(毎週火曜深夜1時43分~) 大熊猫