「瀬戸の花嫁」「カナダからの手紙」などで知られる作曲家・故平尾昌晃氏の遺産60億円をめぐる、三男の勇気氏と昌晃氏の妻Mさんとの相続争いを他の兄弟はどう見っているのか。
Mさんは昌晃さんの元マネージャーで、昌晃氏が亡くなる約5年前に再再婚した。2番目の妻との間に生まれたのが勇気氏で、会見では「(Mさんの狙いは)お金じゃないですか。平尾家のすべてじゃないですか。顔も見たくない」などと敵意をあらわにしていた。
Mさんは「違法とは思っておりません」「私が遺産60億円を独り占めするような報道がなされていますが、事実に反する」などと文書で反論している。
株主総会で取締役解任の議案提出
モーニングショー」の取材に応じた次男の亜希矢氏は、「僕と勇気とは温度差があります。(Mさんは)そこまでお金に執着のある人には見えない」と話した。ただし、正式な手続きを経ずにMさんが会社の代表になっていることについては、「共同代表という話になっていました。不信感がある」と主張した。
長男の男性は「モーニングショー」に対し、「平尾のブランドを守るため、次男が代表をやるなら背中を押す」と話している。
浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」統括編集長)「相続問題は『争続』として雑誌でも売れるコンテンツになっています。人生が長くなって、親が亡くなる前に再婚するなど、もめるケースが多いようです」
司会の羽鳥慎一「お金持ちの話でしょ、ということじゃないんですね」
玉川徹(テレビ朝日解説委員)「平尾さんの資産を形作った『瀬戸の花嫁』や『カナダからの手紙』は70年代のヒット曲。これは僕たちのお母さんと作った資産でしょ、という思いが子どもの側にはあるんでしょうね」
三男はきょう26日(2018年9月)午後の同社の株主総会で、Mさんの取締役解任の議案を提出。