貴乃花親方はきのう25日(2018年9月)、突然、日本相撲協会に退職届を提出したが、「発表がきょう(25日)だったとは驚きましたが、引退するのは全然びっくりしていないんです」と、兄の元横綱若乃花の花田虎上氏は語った。
遅かれ早かれやめていくと思っていたという。「今までの行動からみると、そういう感じです。常にいろいろ計算して考えているんじゃないですか」
貴乃花の今後について、「やめて柔軟な人間になっていけたら、もう少し変わっていくのではないかと思いますが、でも、そこが貴乃花の魅力で、難しいところですよね」と複雑な気持ちをのぞかせた。
一番の心配は体調だったという。先月(2018年8月)、巡業中に体調を崩し救急搬送されたが、本人はきのうの会見では「いたって健康」と語っていた。「やめる理由が体調のことだったら、ちょっと心配だったので、安心しました」
「協会に残っていた方がいいですよ」自分の経験から?
貴乃花は弟子がどうなるか案じていたが、花田氏もその点を指摘する。「貴乃花を信頼して、親御さんも相当の思いで預けていたわけですよね。そこで我慢できなかったのか、正直、そう思うんです。心で支えるというのはきれい言葉ですけど、やめたら終わりなので」。
最後に、弟の決断を兄として支持するかしないかと聞かれると、「支持するかどうかじゃなくて、協会に残っていた方がいいですよ」。自分の体験からか、躊躇せずそう語った。
司会の国分太一「本当に驚いています。協会はまだ引退を認めていないんですよね」
キャスターの堀尾正明「協会と刺し違えて、メッセージを出しているように思えますが」
国分「でも、そのあとにどんなものが待っているのか」