「広島カープというチームは、広島県民のすごい力になっていると思います」
そう語るのは、スーパーボランティアの尾畠春夫さん(78)だ。山口県周防大島町で2歳の男の子を救出し、すっかり有名になったが、きのう24日(2018年9月)は広島県呉市の被災地でボランティア活動に精出していた。
尾畠さん「被災地の復興は20%も終わっていない」
気になるのは、3連覇がかかるカープの試合の行方だった。「広島県民のために頑張ってもらいたいと思って、心から応援させてもらいます」と話していたが、残念ながら、きょう25日にお預けとなった。
西日本豪雨が発生してから約2カ月半。尾畠さんは連日、トレードマークの赤いつなぎで土砂を取り除いている。車中で寝泊まりが続いているが、そんな尾畠さんに差し入れをする人もいる。同年代の男性がポットを持って訪れた。中にあるのは熱々の豚汁。「うわ―、うまい、最高や」。親子で尾畠さんと一緒に写真を取る人もいて、住民とも打ち解けているようだ。
今も活動を続けているのは「(被災地の復興は)20%も終わっていないですね。まだひどいです。みなさんにも、この呉に来てボランティアをしてもらいたいですね」
司会の国分太一「尾畠さんのボランティアの活動を見て現状を知りました。まだまだ大変なんですね」
真矢ミキ「本当に現場の声ですものね」
国分「カープの優勝も大切になってきますね」
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト