いきなり乗用車が燃えている映像だ。韓国の高速道路を走行中のBMWがエンジン付近から出火し、たちまち車体は炎に包まれ無残な残骸となった。今年に入って、韓国ではこうしたBMWの火災が今年に入って40件以上も起きている。
高速道路に限らない。一般道路でも、停車中でも、突然火を吹く。車種はディーゼル「520d」だ。ボンネットから出火するから、エンジン関係に何らかの異常があると思われるのだが、原因は不明だという。
こうした火災は、韓国以外のヨーロッパや日本では起きていない。BMW本社広報担当者は「韓国の交通事情や運転スタイルがあるのではないか」とコメントしていると中国メディアが伝え、韓国内で「韓国の事情とはなんだ!?」と大騒ぎになった。結局、BMWは「誤訳だった」としたが、いぜん原因は不明だ。
EGR(排ガス再循環装置)に不具合?ほかの車種でも発生
韓国政府はBMWの一部車種に運行停止命令を出し、安全点検を受けないと1年以下の懲役か100万円以下の罰金を科すとしたが、今度は点検を受けた車が燃えた。とうとう入庫を断る駐車場も出始めた。
BMW側はEGR(排ガス再循環装置)の不具合が原因だと発表していたが、EGRを搭載していない車からも出火している。韓国政府は官民合同の調査団を作り、原因究明に入った。年内には結論を出すという。
司会の羽鳥慎一「EGRは日本でも古い車種に搭載されているものですが、火災は起こっていません。BMWはたまたま事故が重なったと言っていますが、たまたまで40件も起きますかね」
長嶋一茂(スポーツプロデューサー)「年内に原因究明って、何を根拠に言い切れるんですかね。本社のコメントも自分の首を絞めてる。どんな乗り方をしたって壊れないってのが高級車。それを否定しているようなものです」
それにしても、なぜ韓国でだけ?