北海道胆振東部地震で、液状化と地盤沈下の大きな被害を受けた札幌市清田区で、傾いた家屋の前などで記念写真を撮る見物人がいるという。子供を連れてきて、飛び出したマンホールの上に立たせたり、ピースサインをさせているというから呆れる。
清田区は道路や宅地がいたるところで陥没し、土台がなくなって家が傾いたり、道路も寸断、マンホールが飛び出し、地域の多くは立ち入り禁止になっている。
ここに見物人が入り込んでいる。徒歩や車でやってきて、家族連れもいればカップルもいる。立ち入り禁止を無視して民家の庭に入り込み、傾いた家や壊れた道路などをバックに写真を撮ろうとする。
住民が注意したら、逆ギレされたという。「『何の権限があるんだ』とか『うるさい』と言われたりします。すごい悲しいですよね、何でこんな人たちがいっぱいいるんだろうって」
まだ避難所で暮らしていて、住人がいない住宅もある。札幌市と町内会が近隣住民によるパトロールをして「住民以外立ち入り禁止」の張り紙をしているほか、警察も監視体制を強化している。しかし野次馬はやって来る。
敷地に入り込んで観光気分でインスタ撮影
「観光気分なんでしょう。でも、これだけは絶対やってもらいたくないですよ」と町内会長は嘆く。
吉永みち子(作家)「ボランティアもいれば、こういう人たちもいる。もし自分がそういう状況に置かれたら、という想像力がないんですかね。恥ずかしい」
長嶋一茂(スポーツプロデューサー)「こいつら馬鹿ですよ。どうしようもない。つける薬はない。人の不幸は蜜の味で、インスタグラムか何か知らないが、私有地に無断で入れば犯罪ですよ」
吉永「自分がどれだけ恥ずかしい、みっともないことをしてるか自覚してほしい」
長嶋「子供にピースさせるなんて、馬鹿親。何やってんだと言いたい」
司会の羽鳥慎一「子供に見せておきたいというのもあるかもしれないが、ピースさせたらいけないですよ。常識を超えてはいけない。3連休に写真をとりにくという馬鹿なことはやらないようにしていただきたいです」