ロシアのウラジオストクで開催中の東方経済フォーラムで、きのう12日(2018年9月)、プーチン大統領が唐突に日本と平和条約を年内に締結したいと言い出した。「いま浮かんだアイデアがある。平和条約を結ぼうじゃないか」といわれ、安倍首相は戸惑った表情になり、苦笑を浮かべた。
菅官房長官は「政府としては北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するという基本方針のもと、引き続き交渉していきたい」とプーチン提案を拒否する方針であることを表明した。
「北方4島返還」棚上げ
「思いつきか本気のちゃぶ台返しなのか、寝耳に水の提案に日本政府は真意をはかりかねている」「日ロの条約締結で友好ムードを演出し、日本からの投資や技術協力を引き出したいのが本音」と、宇賀なつみキャスターがけさの新聞各紙の記事を伝えた。
宇賀「それにしても、突然の提案でしたね」
玉川徹(テレビ朝日解説委員)「縄張りというのは人間の本能にかかわる部分でね、それぞれの国にそれぞれの正義があります。(北方4島問題を)棚上げということをロシア側が言ってくるのはあり得ると思っていました。領土問題は難しいですよね」
文
キャンディ| 似顔絵 池田マコト