「人気の回転寿司チェーンで、相次いで食中毒が発生しました」と司会の真矢ミキが取り上げた。すかいらーくグループ「魚屋路」の東京、神奈川、埼玉の計6店舗で、少なくとも40人以上が食中毒の症状を訴えた。生ウニから「腸炎ビブリオ」が検出された
真矢「いったいどんなものなのでしょうか」
腸炎ビブリオは海のなかにいて、水温が上がると増加する。おもに魚介類を介して人体に入るという。池袋大谷クリニックの大谷義夫院長は「高齢者や病気の方が腸炎ビブリオの食中毒になると、ひどい下痢を起こして脱水状態となり、さらには菌が全身に回って命に関わることもあります」と説明した。
戦後すぐの話だが、大阪でシラス干しが原因で20人が死亡したことがある。
全24店舗の営業自粛
予防対策は、水道水で洗い流すことや、4度以下の低温で保存することだが、回転寿司で出されたらどうにもならない。東京海洋大学の高橋肇准教授は「今回の食中毒は、流通経路のどこかの段階で温度管理が徹底されなかった可能性があります」と指摘する。
すかいらーくは全24店舗の営業を自粛している。