自画自賛「権力ではなく、強いリーダーシップ」に終始した塚原副会長の生出演 パワハラを行使する側は何にもわかってない

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   11日(2018年9月)、スッキリに生出演した日本体操協会の塚原光男副会長(70)。本人曰く「騒動を鎮静化するため」の出演ということだが、結果、パワハラを行使する側にはパワハラという概念が抜けているという印象を強くしただけだった。

   司会の加藤浩次が「塚原夫妻に逆らったら立場が危うくなるという声は宮川選手以外にもたくさんありました。俯瞰して、反省するところはありますか?」と質問すると、塚原副会長は「代表で選ばれているナショナルの12人とジュニアの12人とはいつでも話し合う。2020を決めたときもそうです。カンカンガクガクです」と答えた。

「千恵子のような実績のある指導者が...」と妻をヨイショ

   そして「話し合っているコーチ以外の、恩恵を受けていない人からそういう声が出ているのでは」と続けた。

   これに対し加藤は「外から見たら、塚原夫婦に従っているから恩恵を受けているということ? 簡単に言えば、権力側にいない人間のやっかみということですか?」と質問。すると副会長は「もしかしたらそうかもしれない」と答えた。

   「なぜ宮川選手が会見を開いたのか分からない」と発言した塚原副会長に、日本テレビ報道局の下川美奈社会部解説委員が「自ら発言をしないと状況を分かってもらえないと感じているからだと思うのですが、どうですか?」と質問すると、「速水(元)コーチの暴力が発端。これがなければ宮川選手もそんな風に感じることはなかった」と返答。自分の立場を顧みることは一切なかった。

   何度も「強いリーダーシップ」という言葉を繰り返した塚原副会長。

   下川「強いリーダーシップというのが、裏を返すとパワハラに繋がっているのかも知れません。夫妻がリーダーシップと思っているものが協会の中では『権力』なのでは?」

   塚原副会長「我々に権力はないです。組織には信念を持ったリーダーが必要だということです。アマチュアの場合は、その世界を熟知していて、どういう指導をしなきゃいけないかということを知っている人がリーダーを務めなければならない。塚原千恵子のような実績のある指導者がずっと......(後略)」

   ......と、延々に平行線だった。筆者同様、最後まで見た視聴者はさぞ疲れただろう。

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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