6日(2018年9月)未明に北海道で地震が発生してからきょう10日で4日が経った。深夜3時ごろの地震で北海道全域が一時停電し、避難する人々は暗闇の中を移動することを余儀なくされた。
地震で深夜に停電したときのために、備えておくべきものは何か。危機管理アドバイザーの国崎信江さんが解説した。
スリッパではなく靴、軍手ではなく頑丈な手袋を
防災グッズに懐中電灯など明かりになるものは欠かせないが、特に国崎さんが勧めるのが「ヘッドライト」だ。
国崎さん「懐中電灯は枕元に置くと、揺れで頭を直撃して『凶器』になってしまうおそれがあります。ヘッドライトは軽く、両手が使えるのでとても便利です」
ヘッドライトをヘルメットに装着し、落ちないようテープで止めて枕元に置いておくとよい。明かりだけでなく、靴と手袋も備えておきたい。地震で窓ガラスなどが割れて、床に散乱するおそれがあるからだ。
森田洋平アナウンサー「スリッパではなくて靴というのが重要です」
国崎さん「歩いていると、飛散したガラス片が足とスリッパの間に入ってしまうおそれがあります。かかとまでカバーできる靴がいいです。軍手を用意している人も多いと思いますが、網目が荒く、とがったものを触るとケガするおそれがあります。『突き刺し防止』と表示がある手袋を買うといいです」
防災グッズは1か所にまとめて、滑り止めシートの上に置くとよい。「地震の揺れでも摩擦で動きにくくなります。100円ショップでも売られています」(国崎さん)
ピコ花子