マンション5階から飛び降りた「キャッツ」主役級俳優!劇団四季スーパーバイザーがパワハラ

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   浅利慶太の「お別れの会」が9月18日(2018年)に帝国ホテル東京で開かれる。晩年は劇団四季を離れ、女優で妻の野村玲子と演出事務所を作り、愛着のあった「昭和三部作」などを浜松町の「自由劇場」で年に何回か上演していた。

   浅利を失った四季は、彼の演出を引き継いでいくために、浅利が「21世紀の四季を担う人材」といっていた加藤敬二(56)などをスーパーバイザーにした。加藤は「キャッツ」のオーディションで入団し、現在人気の「アラジン」などの振り付けや演出を手掛けているそうだ。

   この人物、演出だけではなく、浅利の「超ワンマン」も引き継いだようだ。キャスティングにも権限を持ち、劇団内では「彼に嫌われれば明日にでも役を降ろされる」(劇団幹部)という。

   昨年7月から今年5月まで行われた「キャッツ」大阪公演で、主役級キャストに抜擢されたのがI(27)だった。その公演最終日、劇団員を集めて加藤が「史上最悪のキャッツだ」と叱責したそうだ。そして東京公演の稽古が始まると、Iは補欠候補になっていたという。

   浅利が亡くなったのは7月13日。翌14日は四季の創立65周年の記念日だった。その夜、キャッツの出演仲間4人と友人のマンションで飲んでいたIは、日付が変わった15日、横浜市のそのマンション5階から飛び降りてしまったのである。

   命はとりとめたが、俳優として再起するのは極めて難しいという。当初、劇団側は、酒に酔って転落したなどと説明したが、俳優から「それはおかしい」と指摘され、誤りを認め謝罪した。

   社内で立ち上げた調査委員会に、加藤はIに対して「不適切な指導があった」と、事実上パワハラを認める証言をしているそうだ。泉下から浅利は、この騒動をどう見ているのだろう。

   朝日新聞幹部が酒に酔った上で不適切な言動をし、就業規則違反と認定され、8月末に自主退社していたことが話題になっている。このことは週刊文春が5月31日号で報じていたのである。

   <朝日新聞社で、上司が女性記者にセクハラをした疑いがあることがわかった。週刊文春の取材によれば、3月、経済部の歓送迎会が開かれた。女性記者は幹事の一人で、その後、男性の上司とバーに流れた。朝日新聞の中堅社員が証言する。

   「そこで上司は女性記者に無理やりキスを迫り、自宅にまで上がりこもうとしたそうです。女性記者は、後日、被害を同僚記者らに打ち明けたとか」>(週刊文春)

   TBSではテレビ事業部の余卿(よきょう・30)が、静岡県に住む女子中学生を自宅に連れ込んだ挙句、少女を連れて北海道にまで行き、誘拐容疑で札幌にいたところを現行犯逮捕された。

   人見知りでおとなしく、かかってきた電話も取らなかったという。ただ、好きなアニメのことになるとニコ生に出てペラペラしゃべる二面性を持っていたそうだ。フライデーによると、ツイッターの「♯家出」で調べると、日本全国で家出をしている少女を簡単に見つけられるそうだから、余もこの手口を使ったのではないかという。

   週刊文春によると、余は中国の武漢生まれで、6歳の時に日本へ来た。頭は抜群によく、大阪大学、東大大学院で物理を専攻し、卒業後には自ら立ち上げたベンチャー企業で3000万円稼いだといっていたそうだ。

   TBSは中国ビジネスで余の語学力を活用しようとしたのだろうか。頭がいいだけで、常識に欠けていたといわれる人間に対処できなかったTBSの社員管理体制に問題ありだろう。それは朝日新聞も同じことだ。

エアコン故障「熱中症殺人」だけじゃない患者放置!病院食ケチって院長夫婦は1億円別荘

   この夏、入院している高齢患者を何人も「熱中症」で死なせたのに、「エアコンが故障していたが、病院として何か問題があったとは考えていない」とメディアに答えた岐阜県岐阜市の「Y&M藤掛病院」院長の藤掛陽生(69)に対する批判が巻き起こっている。

   週刊文春によると、この病院、代々豪商の流れをくむ名家で、先代院長の家系はみな医者になっているという。藤掛もあの東京医科大を卒業して、父親の後を継いだ。

   患者の多くは終末期の高齢者である。老人専門病院だが、設備は古いし、スタッフも少ない。前妻が亡くなって、その後釜に入ったM子が来てからは、経費削減のために病院食の業者を次々に切り、残業代をケチるために時計の針を15分ぐらい遅らせたこともあったという。

   それなのに、自分たちは白のBMWや赤のベンツを乗り回し、長良川沿いに1億円の別荘を建てたりしているそうだ。

   岐阜県警は異例の「容疑者不詳の殺人容疑」で捜査を進めている。こんな病院潰れてしまえと、地元民も怒っているのかというとさにあらず。設備も評判も良くないが、死ぬまで面倒を見てくれるから、身内には助かる。費用も年金や生活保護で払える。自分もいつか世話になると思うと、あまり悪くはいえないというのである。たしかにそういういい面もあるに違いない。だが、熱中症で死にたくはないな。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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