日本体操協会の塚原光男副会長と千恵子強化本部長は、宮川紗江選手を嘘つき呼ばわりしたことなどを直接謝罪したいと表明したが、宮川側の弁護士はきのう4日(2018年9月)、「宮川選手は謝罪を受け入れる意向はないとのことでしたので、お申し出はお断りさせていただきます」とするファクスをマスコミに送った。
その理由として、「パワハラの有無について回答を保留している」「求めているのは協会の体質改善であり、塚原夫妻の謝罪ではない」「インタビュー等を見ていても塚原氏自身が身を引くという姿勢は全く見られなかった」の3点を挙げている。
体操協会と全面対決
この対応について、スポーツジャーナリストの小林信也氏は「パワハラを認めていないのに何を謝るのか、というのが1つ目の理由。それはわかりますが、2つ目と3つ目の理由を見ていると、18歳の一選手である宮川選手と体操協会の対決のようになってしまっていて、宮川選手がかわいそうだなという感じはします」と解説した。
玉川徹(テレビ朝日解説委員)「パワハラを認めない以上、謝られても仕方ないというのが宮川選手の立場。予想できる対応です」
浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」統括編集長)「宮川選手1人に協会の体質改善を背負わせるのはあまりにも大きすぎます。協会としては宮川選手の見解をどう受けとめているのか、ぜひ聞いてみたいですね」
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キャンディ| 似顔絵 池田マコト