日本体操協会の塚原光男副会長と塚原千恵子女子強化本部長夫妻は昨夜2日(2018年9月)、マスコミ各社に「宮川紗江選手を深く傷つけた。直接謝罪をしたい」とするファックスを送付したが、謝罪に転じたのはどんな意図からなのか。
悪者の印象を払しょくするために、マスコミを見方に付けたいという狙いもあるようだ。ファックスには「多くの番組でご意見をいただいているが、全て真摯に受け止めている」「一連の報道については、過程がどうあれ、私たちの落ち度が大きな原因。宮川紗江選手に直接謝罪をさせていただきたいと考えております」と書かれていた。
宮川選手に対しては、「2人の大人が与えてしまった影響は計り知れず、許されるものではないと思っております。機会をいただけるなら、直接謝罪したい」「ハラスメント問題については、協会の第三者委員会に協力し判断を待ちたい」と平謝りだ。
「選手を応援していただきたい」
司会の羽鳥慎一は「どうご覧になりますか」とスポーツライターの青島健太に聞く。「全面的な謝罪ですね」
宮川選手の弁護士は「真意がわからない」と戸惑っている。いや、真意はミエミエである。ファックスの最後に「10月25日からの世界選手権(ドーハ)と2回の合宿を控え、大事な時期にある日本代表候補選手に、ご迷惑をかけたことを深くお詫びします」「国民の皆様には、私たちの未熟さからこのような騒ぎになってしまったことを深くお詫びします」「日本のスポーツ、誇りと言える選手を応援していただければ」とあった。
そう、世界選手権に副会長、強化本部長として参加するつもりなのだ。