被災地の方には失礼な話になるが、朝のワイドショーを見ていると(私の場合はフジテレビ系の「とくダネ!」とテレビ朝日系の「モーニングショー」が多い)、日本には天気予報しかニュースはないのかと思えてくる。
けさ24日(2018年8月)の「とくダネは!」は、8時に番組が始まって9時を過ぎても台風情報一色。少ないスタッフを全国へ飛ばして、現地からの生中継。大した被害がなくてよかったといいながらである。
そういう点では、週刊誌も似たようなものかもしれない。今週も小室圭さんのニューヨーク・フォーダム大での「VIP生活」(週刊新潮)と「秋篠宮さま最終決断」(週刊文春)を大特集しているのだから。
週刊新潮は、ニューヨークのラガーディア空港で<大学側が用意した高級ワゴン車に、付き添った2人のスタッフと乗り込んで>、大学側が手配したブロンクスのはずれの高級アパートに入って行ったところから始まり、<スクールの建物の上層にある新しい寮に移って><大学側は、初日の登校時から小室さんに専属のスタッフをつけて>いる<特別扱い>だと報じている。
週刊文春は、留学生の言葉として、講義中、<「小室さんはどの講義でも完璧に準備をし、一番前の席に姿勢よく座って」>いる。昼休みにはリンカーンセンターを見下ろす野外のテラスで、コーラとピザを持ち、流暢な英語で他の留学生たちとの会話に花を咲かせていたという。
<「別れ際には、握手をしながら、『今度、飲みに行こうよ!』と約束を取り付けていた。ニューヨーク生活を満喫しているようです」(同じ留学生)>
あまりにも完璧な生活に、週刊誌は嫉妬しているのだろうか。難癖をつけないではいられないようだ。2000万円以上になる授業料が、返済不用の奨学金(一人しか選ばれない)を受けられたのは、<プリンセスとの婚約を最大限アピールしたからだ>(週刊新潮)、その上、眞子さんと圭さんのことが多感な時期を迎える悠仁さまに悪影響を与えるのではないかと、いらぬ心配までしている。
週刊文春の方も、秋篠宮は<来年の御代替わりの前までに決着をつける"最終決断"に向けてご遺志を固めつつある>と、いつもながらのどこの誰かも分からない宮内庁関係者にいわせている。
圭さんがいないのに、小室家の「ポリボックス」を撤去しない事にも八つ当たりしているが、よほど2人が無事に結婚しては困ることでもあるのだろうか。2人は今頃LINEで「いいじゃないの幸せならば」といい交しているかもしれないぞ。
田中義剛「生キャラメル」手造り大ウソ、「ラクレット」は盗作
週刊新潮にいったん目をつけられたら逃げおおせない。生キャラメルで一躍有名になったタレントの田中義剛(60)はそう思っていることだろう。
一大ブームになった生キャラメルだが、一時の勢いはないが、今でも「手造りだからできる食感」を売りに安定的に売れているそうだ。田中社長はテレビに出ても、生キャラメルの手造り現場を写させているが、花畑牧場の十勝第3工場で働くパート従業員によると、今は手で炊いていた作業を機械で行うようになり、機械で味も変わったと話している。
元従業員も、今では6台の機械が導入されて手炊きは一切しておらず、15人いたのが、少ないときは4、5人だそうだ。しかも、「自動練機日報」なるものがあり、機械に投入する材料の分量、点火、一時攪拌などが細かく指定されているという。人の手を要するのは箱に詰めるときだけ。
世界中を飛び回って苦心して造り上げたという主力商品のラクレットも、この地方のチーズ製造の先駆者が造り上げたものを、田中が教えてほしいと頼み込んで教えてもらったものだそうである。その同じレシピをコンテストに出して賞をもらったと週刊新潮は報じているが、そうなら「盗作ラクレット」ではないのか。
田中は週刊新潮の取材に、火加減は職人技だから、そこだけは経験がある社員とパートリーダーがやっていると抗弁しているが、元従業員は「炊き場で作業する社員は一人もいません」と即否定した。食の安全・安心財団の唐木英明理事長は、「私が消費者庁の担当者なら、手造りイメージをあざとく使った商品として、クロ判定を下すと思います」とにべもない。
私はチーズフォンデュとラクレットが大好きだが、いくら高くても、正真正銘の手造りのほうを買うな。