「見たことない魚が獲れる」(神奈川・三浦の漁師)―海水温上昇で台風次々押し寄せ

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   19号と20号のダブル台風が相次いで日本列島に影響を及ぼしそうだ。台風19号は九州を強風域に巻き込みながら北上しており、鹿児島県の中之島ではきのう21日(2018年8月)、全国で今年一番の暴風となる最大瞬間風速51.4メートルを記録した。

   台風20号はあす23日以降、西日本に上陸する見込みで、気象庁は大雨に対する警戒を呼びかけている。

「高速台風20号」日本列島上陸へ

   台風は8月に入って8個という異例のハイペースで発生している。原因は台風を次々と生み出す南の海の海面水温だ。神奈川県三浦市の漁師、小菅裕二さんによると、「伊豆半島にいるような魚が北上してきたり、何十年も漁師をやっていてこんな魚は見たことない、というような魚が増えたりしています」と話す。

   千葉県・南房総白浜地区の漁師の牧野寿彦さんも「この辺では見られなかった熱帯魚系の魚がちらほら見られるようになってきています」と話す。

   7月の猛暑で海が温められたため、8月の日本近海の海面水温は平年より高い状態が続いている。この海面水温の高さが台風の勢力を維持する働きをしているという。

   海洋研究開発機構の山田洋平さんは「南の方で強い勢力を持った台風が、その勢力を維持したまま日本に接近する状態になります」と解説する。

気象予報士の河波貴大「台風20号は、台風19号と太平洋高気圧の影響でスピードが速いのが特徴です」
司会の羽鳥慎一「急に天気が変わってくるということですね。ご注意ください」

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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