アジア大会競泳女子で活躍しているスーパー高校生、池江璃花子選手(18)がきのう20日(2018年8月)、3個目の金メダルを獲得した。おととい19日の女子400メートルリレーに続き、50メートルバタフライと100メートル自由形で優勝した。4つのリレーを含む8種目に出場し、前人未踏の8冠を狙っているが、一段と実現性が高まった。
分刻みの過密スケジュールを楽しむ余裕
きのうは分刻みの過密スケジュールに追われ、わずか40分の間にふたつの競技に出場した。午後8時20分ごろ、バタフライが終わってサブプールで軽く泳ぎ、午後8時50分に表彰式と写真撮影。自由形の控室に入ったのは開始まで5分ちょっと。ひと休みすることもなく9時にスタートし、大会新記録で1位にゴールインした。
池江は「表彰式から全然時間がなかったのですが、それすらも楽しんでいる状態で、すごく楽しかったです。金メダルとるためのMVPが近づいてくると思って泳いでいます」と頼もしい。
司会の国分太一「池江選手はどこが他の選手とちがうのですか」
日本水泳連盟アスリート委員長の萩原智子さんはこういう。
「彼女の泳ぎの良さは、抵抗が少ないということです。抵抗が少ないということは、水の上によく浮いていることです。私もやりたいと思いましたが、出来ませんでした」
赤荻歩アナウンサー「今回のハードなスケジュール、何か意味はありますか。」
萩原「2年後の東京五輪を見据えていると思います。東京五輪でなにがあっても、対応できるということですね」
国分「その経験を積んでいるんですね」
赤荻アナ「8冠が見えてきました」
萩原さん「可能性は高いと思います。今夜21日、100メートルバタフライと800メートルフリーリレーがでるので、体力的にはここが山場と思います」