山口県周防大島町の山中で3日間行方が分からなくなっていた藤本理稀ちゃん(2)を発見・救出した尾畠春夫さんも、「人間の生命力って凄いなと思った」と驚いたというが、2歳の子どもがなぜ無事でいられたのか。有明こどもクリニック勝どき橋医院の植松浩介院長は次のように分析した。
「直射日光に当たらずに済んだこと。さらに3日間の最低気温が約24度で寒さを感じなかったことも大きい」という。発見現場にはリポーターの阿部祐二がいた。「木が鬱蒼と茂っていて、日差しを遮断した可能性がありますね」と伝える。
水は飲んでいたのか
さらに、植松院長は「2歳児で体力がないことから、むやみに動き回らなかったことも幸いしたでしょう。動けばがけに落ちたりもする」という。水は飲んでいたのか。「沢ですから水はあったわけですが、2歳児が(沢からの)水の飲み方はわからなかったはずです」(植松院長)
文
モンブラン