山口県周防大島町で行方不明になっていた藤本理稀ちゃん(2)を発見した赤い鉢巻き姿の尾畠春夫さん(78)は、普段はどんな暮らしぶりなのだろう。「65歳の誕生日に営んできた魚屋をやめて、残りの人生をお世話になった社会に恩返しをしたいと思い、ボランティアを選んだ」と話している。その言葉通り、これまで数々の災害現場に足を運んで大活躍している凄腕ボランティアだ。
2011年の東日本大震災では、宮城県南三陸町で被災者のアルバムの写真などを探してきれいにする作業に当たった。支援活動は計500日間にのぼったという。昨年(2017年)の九州豪雨の際も救援・復旧活動に訪れ、「困ったときはお互いさまだから」と当時の取材に話していた。今年(2018年)6月の大阪北部地震でも、高槻市にかけつけた姿が映像に残っていた。
現場へ行く際はマイカーで、車中で自炊し、寝泊まりする。走行距離は19万キロ以上にのぼるという。
毎朝8キロのランニングが日課
ふだんは地元の大分で山登りをしながら、登山道の整備をしている。毎朝8キロのランニングが日課で、「朝は必ず来る」が座右の銘だ。尾畠さんはきのう15日に大分県に戻り、今後は広島県呉市で西日本豪雨の復旧作業ボランティアをする予定だという。
高木美保(タレント)「目の力とか美しさがお地蔵さんに見えてきますね。手を合わせたくなるような」
玉川徹(テレビ朝日解説委員)「本当に優しい魂を持った人は、日の当たらないところにいるんだなということがわかります。バラエティ番組とかにこういう方を引っ張り出してほしくないですね」
ワイドショーの取材もこのくらいにしておこうよ。
キャンディ