日本大チアリーディング部(応援リーダー部)の女性監督によるパワハラ問題で、被害女子部員はきのう14日(2018年8月)、声明文を発表し、大学側の対応に疑問を呈した。
声明文では「原因究明をはかりたいのに、監督が解任されたため、解決の糸口が見えなくなった」と指摘し、大学側の場当たり的な対応に不信感をあらわにしている。また、大学の人権アドバイザーは5月下旬に「パワハラの認定はした。調査を終了する」と言っていたにもかかわらず、先週に大学から発表された文書では「(パワハラの有無については)調査を進めており、近く結論を出す予定」としており、「大学側は今から何を調査するのか」と追及している。
監督解任しただけでウヤムヤ
チア部の女性監督によるパワハラが始まったのは今年2月。女子部員は、事実無根の言いがかりで叱責されたり、「学校の恥」「ずるがしこいバカは嫌い」などと他の部員の前で罵詈雑言を浴びせられたりした。女子部員は大学の窓口に相談したものの、解決には至らなかった。しかし、この問題が報道されると、大学側はあわてて女性監督を解任した。
玉川徹(テレビ朝日解説委員)「女子部員が求めているのは、名誉の回復と部内の人間関係の修復。監督をクビにしただけでは何も解決しない。なぜいじめをしたのか、原因をはっきりさせて円満に解決しないと、悪い人間関係だけが残されてしまいます」
司会の羽鳥慎一「次々に出てくるこのような日大の対応は、理解に苦しみます」
文
キャンディ| 似顔絵 池田マコト