徳島市で開催中の阿波おどりで、毎日恒例のフィナーレに繰り広げる「総踊り」がきのう13日(2018年8月)夜、有力踊り手グループでつくる「振興協会」が徳島市の中止要請を振り切る形で決行された。沿道にびっしりと見物客が詰めかける中を1500人が熱気あふれる踊りを披露したが、対立が深まるばかりの異例事態となった。
強行派「阿波おどり本来の姿は桟敷席でやるもんやない」
阿波おどりは累積赤字4億円。徳島市が今年(2018年)から4会場のチケット売り上げをのばすために総踊りの中止を決め、踊り手団体が反発していた。
会場の通りには決行情報を聞きつけた見物客が早くから詰めかけた。危ないからと中止を求める市の担当者に対して、振興協会の山田実理事長は「どこが危険か。阿波おどり本来の姿は桟敷席でやるもんやない」と猛反発。押し問答は平行線に終わり、午後10時には総踊りが始まった。市役所前などの他会場は「ガラガラで、ほぼ人がいない状態」(阿部悦子リポーター)だった。遠藤彰良市長は「ルール無視で、まったく遺憾」とコメントした。
笠井信輔アナ「対立はこじれにこじれて強行シナリオに入ってしまいました。開催期間はあと2日、どうなるのですかね」
司会の小倉智昭「4億円の赤字とはいえ、経済効果はそれ以上にある。総踊りのない阿波おどりは気が抜けていますしねえ」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト