日大「チア部パワハラ」被害握りつぶした学内組織!事務局長は内田アメフト監督だった

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   日本大で今度はチアリーディング部(応援リーダー部)でパワハラが発覚した。30代の女性監督が特定の部員に罵詈雑言を浴びせていた。今年1月22日(2018年)の大雪の日、ほとんどの部活が中止になったが、チア部員には監督からの連絡がなかった。心配した事務員が監督に連絡し、部活は中止になったのだが、このときもパワハラあった。

   部員が集まった場で、被害を受けた女子部員に「みんな、こいつが何をしたか知ってる? 大雪の日に、学部の事務員に頼んで、練習をなくそうとしたんですよ」と罵ったのだ。その後も嫌がらせは続き、部員たちもこれに同調したという。

   この部員は都内のチア強豪校の出身で、高校のスウェットを着ていたら、「お前みたいにプライドが高くて、過去の栄光にすがりついている奴には、反省も無理。学校の恥だ。いますぐ脱げ。2度と履くな」と叱責し、けがの手術後もリハビリを続けたいと相談すると、「お前の相談にはもう乗らない。ただのバカだと思っていたけど、ずる賢いバカは嫌い。(怪我を)証明するものを見せなさい」と一方的にまくし立てたという。

学内に「人権救済委員会」がある日大の異様

   家族は学内の競技部を統括する保健体育審議会に再三訴えたが、「部のことは監督に一任してある」と門前払いしていた。保体審の当時の事務局長は、暴力プレーを指示して辞任したアメリカンフットボール部の内田正人監督だった。

   チア部のパワハラがきのう9日(2018年8月)に報道されると、日大はあわてて監督を解任して、「学生の指導に支障をきたすことが懸念されると判断したため。本学の人権救済委員会で調査を進めており、近く結論を出す予定」との声明を出した。

   司会の羽鳥慎一「パワハラも悪いんですが、その後の大学の対応もひどいだろうというのがポイントですね」

   玉川徹(テレビ朝日解説委員)「一般的にいうパワハラとちょっと違う気がします。いじめに近い。生贄を1人作って、周りもそれに同調して、という学校でよくあるいじめの構造に近いですよ」

   吉永みち子(作家)「なぜ直近で同じようなことを繰り返すのか。速やかに解任というところだけが違ってるんですが、なんで解任になるのかをはっきりさせない。だから繰り返すんです」

   それにしても、大学に人権救済委員会があるのに驚く。よっぽどひどい人権無視が、学内で横行しているということか。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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