「本日をもって辞職をいたします」と日本ボクシング連盟の山根明会長(78)はきのう8日(2018年8月)、表明した。質問はなく、わずか3分の会見だった。「辞職した」とはいうものの、やめたのは会長だけで、理事としては残るのか。この点を聞かれると、無言で2本の指を立てた。では、両方なのか。
司会の国分太一が「きのうの表明、どう思われましたか」と、「日本ボクシングを再興する会」の宮崎県ボクシング連盟の菊池浩吉副会長に聞く。「多くの質問がありましたが、何も答えないまま辞任し、しかも、辞任の意味が理解できませんでした」
告発派も「まだ大きな影響を発することができます」
キャスターの堀尾正明「山根会長は、話したくてしようがないという人なのに、きのうに限って、ああいう形で終わると、男の花道とか、カリスマとか、言っているわりには残念、だらしないなと思いましたね。告発にも反論すべきでした」
国分「辞任の意味をどう思いますか」
菊池副会長「会長職だけを辞任されたということになれば、地方連盟に名前が残ります。まだまだ大きな影響を発することができます」
テリ―伊藤(テレビプロデューサー)「(本人から)辞任させるべきではなかった。本来なら解任ですよ」
辞任はしたが、火ダネはまだ残っている。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト