日本ボクシング連盟の山根明会長(78)はきのう8日(2018年8月)に辞任表明し、けさ9日の「モーニングショー」に連盟副会長・専務理事の吉森照夫氏(73)が生出演して今後の対応を説明した。
吉森副会長は弁護士で、東京大ボクシング部の主将だった。連盟との関わりは、山根氏より古い。山根氏とは15年の付き合いで、告発騒動の発端から、側近として山根氏と連盟を擁護する発言を続けていたが、おとといの臨時理事会では山根氏に辞任を勧めていた。
では、山根氏が辞任を表明しているのはどの役職なのか。吉森氏は電話で確認をしていた。辞任するのは日本連盟の会長と理事。山根氏は関西連盟の会長と奈良連盟の理事でもあるが、これについては「わかりません。(自分が副会長の)日本連盟は(そちらには)タッチしませんから」
スポーツライターの小林信也氏「(妻が)面倒を見るからというのは、会長職から何か収入を得ていたようにも聞こえます。会長は無給ですよね」
吉森副会長「ちょっとわかりません」
「反社会性勢力との付き合いはやはり問題です」
高木美保(タレント)「辞任の理由が、反社会勢力との交際とかではなく、妻から言われたからというのは違和感がありますね」
吉森副会長は苦笑しながら「ああいう人なんですよ」
高木「反社会的な人と交際があった人は、本来、除名すべきでは?」
これについて、吉森副会長は先のインターハイの閉会式後に、「誰にでもあること。過去に過ちをしたから、すべてを否定できるか」と言って物議を醸していた。
けさは「弁護士としての経験から言ったこと。関わりの度合いによると思っています」と釈明したが、玉川徹(テレビ朝日解説委員)が「一般人と社会的な立場のある人とは違う」と指摘すると、「その通り。誰でもあるというのは間違いだった」と認めた。