息子の妻殺し手伝った母親「異常過保護」就職・結婚後も手放せないと溺愛

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   妻の遺体を実家の庭に遺棄した容疑で逮捕されていた千葉県柏市の元銀行員、弥谷鷹仁容疑者(36)とその母親の恵美容疑者(63)が、きのう7日(2018年8月)に殺人容疑で再逮捕された。2人は3月4日(2018年)、柏市内の路上に駐車していた車内で鷹仁の妻、麻衣子さん(当時30)の首を絞めるなどして殺害したと見られている。

   鷹仁は容疑を認めているが、恵美は「息子が本当に殺害を実行するとは思わなかった」と殺害を否認している。

   菊間千乃(弁護士)は「息子に対する異常な愛があるとしても、相談されたら離婚などを勧めたらいいのに、なぜ殺害を一緒に計画したのか」と訝る。恵美の知人は「マザコンではないけれど、過保護みたいな、しっかりした母親でした。授業参観でも最前列。子どものことになると、口出ししてくると聞いたことがあります」と話している。

「話は息子のことばかり」

   恵美と中学の同級生で当時交際していた男性(63)は、「ビビット」の取材にこう話している。恵美は学校でも人気があり、クラスのマドンナ的な存在だった。別々の高校に行ったので、次第に連絡をしないようになったが、5年前に突然手紙が来たという。

   「(恵美容疑者が)がんになり、これから何年生きられるか分からないので、もう一度会ってみたいといって手紙をくれました。それをきっかけにメール、電話、食事をするようになりました」

   「彼女の会話の中心は息子のことでした。息子を溺愛している、とにかく可愛くてしょうがないって、ずっと言っていました。息子のためには命をささげるといっており、(今回の事件は)息子の可愛さに我を失ってしまったのではないかと思いました」

   犯罪心理学者の出口保行氏は「いつまでたっても息子を手放したくない。息子から頼られること、依存されることが強い快感だったんだろうと思います。そうなると間違った判断をしてしまう」と解説する。

文   一ツ石
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