日本ボクシング連盟の山根明会長がきのう6日(2018年8月)夜、「とくダネ!」のインタビューに応じてボクシング歴や暴力団との付き合いなどの過去を語った。
山根会長は一部で伝えられる緊急理事会の招集・解任の動きを否定し、辞任はしないとしたうえで、赤裸々に語り始めた。終戦後、6歳で母と韓国にわたり、ボクシングは父に3、4歳から教えられ、13歳から本格的にコーチを受けたという。
6人にからまれたケンカが縁で山口組系元組長と知り合いに
反社会的勢力と接し始めたのは10代の終わりに家出したころから。6人にからまれケンカになった時に止めてくれた人の紹介で山口組系の元組長と知り合ったそうだ。
結婚は2度。21歳で妻の実家の工場長になったが、離婚して1年間車の中で生活したこともある。2人目の妻と結婚後、喫茶店などをやり、関西大学ボクシング部OBとの縁でアマチュアボクシング界とかかわるようになったと話した。
司会の小倉智昭「経歴としては珍しい入り方だけど、暴力団と最近まで付き合いがあったかどうかがポイントだろう」
キャスターの伊藤利尋アナ「ボクシング連盟には公的なお金も入っていますからね」
今は付き合っていないというが、会長就任時とその後も交わりを絶っていなかった。スポーツ評論家の玉木正之氏は「暴力団との付き合いが事実なら、それだけで処分の理由になる」としている。
山根会長は先週「競技団体によっては、そういう付き合いのあるところはいっぱいある」と話しており、この発言が事実かどうかは検証が必要だ。東京五輪に向けて、JOC (日本オリンピック委員会)も文科省も知らぬ顔で通していい問題ではない。