「毎日、ボクシング連盟のことを報道していますが、山根明会長がきょうは何を話してくれるか、ちょっと楽しんでいる自分があるんですが、それは良くないことですね」
司会の国分太一の言い訳から始まった。
きのう6日(2018年8月)も新たな動きがあった。けさ7日の「スポーツ報知」に「山根派分裂 吉森副会長もお手上げ 総辞職進言へ」という大見出しが出ていた。「理事32人のうち最低でも17人が辞任の意向を示している」というものだ。
「男の花道がある」と言う山根氏に誰が鈴を
スポーツジャーナリストの近藤隆夫氏は「分裂というか、理事会自体も、この状態のまま山根体制で行くことは難しいと判断したということでしょう」と見る。スポーツ庁の鈴木大地長官も「反社会勢力との交友があれば、一刻も早くやめるべきだ」と述べた。しかし、会長自身は「ひとさまに言われての辞任はない」「やめません。男の花道がある」などと全面的に否定している。
国分太一「鈴木長官も言うだけじゃなくて、行動に移してほしいですね」
キャスターの堀尾正明「スポーツ庁は各スポーツ団体の組織改革を促すためにできた役所なんですよ」
国分「近藤さんは、山根会長自ら辞任するのでは、と言っていましたが、その流れは変わりませんか」
近藤氏はこう見る。
「山根さんの言葉には迷ったところがあります。『やめません』といいながら『花道』という言葉もいっている。トータルでいうと、カッコ悪いこと、引きずり降ろされるようなことはしたくない。ボクシングのために身を切る、みたいな言葉を発して、自分ではカッコイイつもりになれるような形でやめるのではないか」