「東京医科大」女子受験生の得点を一律減点!女性医者が増えると困る?

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   裏口入学だけじゃなかった。東京医科大は入学試験で女性の合格者を減らすため、女子受験生の得点を一律減点して、合格者の3割に抑えていたことが明らかになった。関係者によると、2010年の入試で女子の合格率が男子を上回ったのをきっかけに不正操作が始まった。1次試験の女子の得点を減点した上で、2次試験の合格を判定したという。以来、女子の合格率はずっと男子を下回っている。

   当然、女子受験生たちは怒り心頭だ。医学部受験予備校の女生徒は「まさかって感じ。悔しい。残念。頑張ったものが、点数にならないのでは、何を信じていいのかわからない」「出産とかでやめちゃう人もいるが、頑張る人もいる。入学の時点で踏みにじられちゃうとはひどいな」と話す。

   去年(2017年)、東京医科大を不合格になった女生徒は、「やるせない。1年間いろいろ犠牲にして・・・。怒りと落胆と悲しさ」という。

いよいよ表に出たか・・・医者・医学部関係者の間では周知の事実

   現役の女性医師は「いよいよ表に出たか、という感じですよ」と語る。「クリニック・シュアー銀座」の飛田沙織院長は「医学会は封建的なところがあるので、そういうことも起こるのかなと。とても残念です。改善してほしい」「医療は粘り強さ、長く見ていくことが大事で、女性に向いているところもあると思います。適材適所や荷重労働を避けることで解決するといいのですが」

   女性医師の労働環境などを支援する「日本女性医療者連合」代表の津田喬子さんは、「以前から、女子医学部生が不自然に少なかった」という。「工学部、理学部のリケジョは合格率は高いのに、医学部では女性比率が低いんです」

   大学ジャーナリストの石渡嶺司さんは、「論文と面接で調整しているという噂は聞いたことがありましたが、学科試験の得点でとは」と驚く。

   司会の国分太一「飛田さんがそれほど驚いていないので、僕はむしろ驚きました」という。医師や医学部関係者の間では、こうしたことは周知のことだったというわけだ。

   フリーアナの政井マヤ「女性が活躍する度合いでは、日本は114位と低いんですよね。女性が働きにくいということは、男性も荷重労働なんです。こんな性差別はただしてほしい」

   国分「他の大学はどうなんだろ」

   にしても、こんなニュース、どうやって明るみに出たんだろう。

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