山根会長吠えた「退くときには退く。これが男のけじめだ」でも・・・辞めるつもりなし

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   日本ボクシング連盟の山根明会長はきょう3日(2018年7月)午前1時から、75分間にわたってテレビ朝日のインタビューに応じ、疑惑追及の告発に怒りをぶつけた。知人が嫌がらせを受けたから反論することにしたと言い、「退くときには退く。これが男の、山根明のけじめだ」と声を張り上げ、「記者会見は必要ない」と言い切った。

   助成金の不正流用問題では、成松大介選手に3等分するよう自分が指示したと認めながら、「ルールを知らなかった」と繰り返した。後に返したという160万円は、「息子からもらったロレックスを売ってつくった」という。

   不正ジャッジの疑いが濃い奈良判定は、「ボクシングを知らない人間がギャアギャア言っている。とんでもないジェラシーだ」と決めつけた。ホテルの部屋に用意させているおもてなしや過剰接待は「食べられないものばっかりで、ほとんど食べていない。間食なんかしない」「肩を揉ませたことはない」と自分が要求しているわけではないと反論し、会長専用の豪華椅子は「地方連盟がやっていること。あれば座るだけ」と話した。

自分の言うこと聞かない奴はみんな敵

   スポーツライターの小林信也さんは「発言一つ一つが、個人の立場でなされているんですよね。連盟は自分あってのもの、という意識が強いと思いましたね」と

   吉永みち子(エッセイスト)「反旗を翻すのは全部敵という感じで、選手をどうするのかが抜けています」

   玉川徹(テレビ朝日解説委員)「過剰接待は一種のお供えだったということですかね。しかし、乾パンまで置くようになっていたのは、本人が言わなければ出ない発想ですよ」

   長嶋一茂(スポーツプロデューサー)「小さな話ですが、周囲が受けた重圧は小さくないよね」

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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