気象庁が「異常気象」と呼ぶ猛暑で野菜の生産量が減少し、価格が高騰している。東京都練馬区のスーパー「アキダイ」では、普段は4本100円のキュウリが158円、1袋128円のインゲンは倍近い250円となっている。
「この業界で30年以上やっていますが、この時期にこれだけ野菜が高くなったのは初めてです。野菜の高騰は今後1か月以上続くのではないでしょうか」と秋葉弘道社長は言う。それでもこの店は安い方だ。
練馬区のすずしろ農園では、猛暑のためトマトの葉が枯れ、実もひびが入ってしまった。表面の色があせてしまったナスや曲がったキュウリも出荷できず、収入は2割減という。
キャベツやレタスも「芯が溶け茶色く変色」
葉物野菜も大きな被害を受けており、キャベツは例年の2倍以上、レタスも1.5倍に高騰している。長野県小諸市では、レタスが茶色く変色してしまった。アマリファームの甘利崇雄代表は「半分ぐらいは出荷できない。芯が溶けたような状態になっています」と困り顔だ。
堀尾正明キャスター「私はぬか漬けをやっているのですが、今年はキュウリやキャベツはやめています」
農業系アイドルとも呼ばれるTOKIOの国分太一(司会)「夏野菜だけでなく、今は秋冬の野菜を植える時期です。雨が降らないとそこにも影響が出ることが心配されます」
そもそも、実を付けるべき夏野菜の花が咲かないという。
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キャンディ| 似顔絵 池田マコト