バイクの学生を倒した時、男は「ハイ終わり」とつぶやいた あおり運転、殺人罪を起訴

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   バイクに追い抜かれたことに腹を立て、追突して死亡させたとして、大阪地検堺支部はきのう23日(2018年7月)、警備員の中村精寛容疑者(40)を殺人罪で起訴した。ドライブレコーダーの記録が殺意を持ってあおり運転をしたとする根拠になった。あおり運転による死亡事故で殺人罪を適用するのは極めて異例だ。

「刃物をもって人を追い回して刺したのと同じだ」

   起訴状によると、中村容疑者は今月2日午後7時半ごろ、大阪府堺市南区をバイクで走っていた大学4年生の高田拓海さん(22)を、クラクションを鳴らしたり、パッシングなどを繰り返したりしながら時速100キロで追い回し、車体をぶつけて転倒させた。髙田さんが倒れた時、中村容疑者が「ハイ終わり」とつぶやいた音声がレコーダーに残っていた。

   大阪府警の調べに、中村容疑者は「殺害しようと思ったわけではない」と殺意を否認している。被害男性の叔父は「刃物をもって人を追い回して刺したのと同じだ」と憤る。

   下川美奈(日本テレビ解説委員)は「車は凶器にもなり得る。警察庁も厳しい対応を都道府県警に通達している。厳罰化の流れもあり、これを契機にあおり運転をなくしてほしい」と訴えた。

   あっちゃん

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