きのう23日(2018年7月)、埼玉県熊谷市で41.1度を記録し、観測史上1位を更新した。共同通信によると、16日から22日までに全国で約2万1000人が熱中症で救急搬送され、65人が死亡した。気象庁も「ひとつの災害という認識」と発表した。未体験の段階に来たというだ。
水の中も危険、プールサイドの温度が46度
プールですら危ない。昨日の東京・としまえんでは、プールサイドの温度が46.1度。子供連れのお母さんは、「来るまでに倒れちゃうんじゃないかと心配になった」という。水の中でも安心できない。医師は「発汗という体温調節が、水の中ではできない。水温が上がると危ない」と指摘する。
SNSで熱中症を訴える漫画も出た。父親に連れられて水族館を訪れた6歳の子が「疲れた」「眠い」という。これが熱中症のサイン。先週愛知で亡くなった小1の話が元だという。校外学習の帰路、「疲れた」と言っていた。
作者の漫画家、火の鹿たもんさんは、「子供は表現できない。疲れた、眠い、は精一杯の訴えなのではないか」と語る。
東京都江東区の動物病院では、17歳の老犬が運ばれた。飼い主は「車に乗せようとしたら、倒れちゃって、10分くらいで戻るんだけど、また倒れて」という。幸い治療で事なきを得た。犬は毛皮を着ているし、汗もかけない。
横浜市内のスーパーでは、警備員が定期的に駐車場を巡回している。車内にペットや子供が残されていないかをチェックする。手には、窓ガラスを破るためのハンマーが。
車内の温度実験では、26.7度でスタートした41分後には40度になった。炭酸飲料のペットボトルは蓋が飛び、さらにはアルミ缶もはじけた。
MCの国分太一「昨日熊谷では41.1度。そこに堀尾さんがいた」
雑学おじさんの堀尾正明「ラグビーW杯の仕事で行っていたんですが、ギャップにびっくり。みんな『日本一奪還、やった!』と喜んで、温度を示したボードの前で写真を撮っていた。行政の人たちは、ますます人が来てくれなくなるんじゃないかと心配していましたが」
これまでの日本一は、2013年8月12日の高知県四万十市の41.0度だった。熊谷市は、「日本一暑い」と言われながら、「コンマ1度」の差に悔しい思いをしていたらしい。
キャスターの真矢ミキが週間天気予報を見せて、「東京は明日(25日)、曇りになっています。35度以下になるのではないかと」という。
国分「ひと雨欲しいところですが、皆さん熱中症対策はしっかりしてください」