小学1年「熱射病死」の17日の豊田市―暑さ指数「危険」だった!判断甘かった学校

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   高温注意情報が出ていた愛知県豊田市の小学校で17日(2018年7月)、屋外の校外学習から帰った直後の1年生の男子児童(6)が、重い熱中症である熱射病で死亡した。

   豊田市教育委員会や学校によると、午前10時5分、1年生4クラスの112人は「公園で遊ぼう」ということで生活科の校外学習に出発した。このときの気温は32.9度で、児童全員が水筒を持参し、約20分かけて約1キロ先の公園に徒歩で到着した。このとき、すでに男子児童は列を遅れるようになり、担任の教員に「疲れた」と訴えていたという。

   公園で虫取りなどをして遊んだあと、午前11時10分ごろ公園を出発して午前11時半ごろ学校に戻った。帰り道でも男子児童は「疲れた」と訴えていたという。その20分後に男子児童は教室で意識を失い、救急搬送先の病院で死亡が確認された。

環境省が熱中症の危険レベルを発表

   小学校の籔下隆校長は「1年生が生活科で毎年行っている授業で、公園も学校から遠い距離ではなかった。今回こういう高温の中で行ってしまったことは判断が甘かったと痛感しています」と語った。

   東京の江東病院の三浦邦久副院長は「子どもは照り返しに弱いんです。校外学習の1時間半という短さでも、熱中症になりえます」とその危険を指摘する。

   深澤真紀(コラムニスト)「いま一番大切なのは、環境省が熱中症の危険レベルを気温、湿度、日差しの時間をもとにし出している暑さ指数です。17日の豊田市の午前中の暑さ指数は『危険』レベルに達していました。学校は独自の判断ではなく、この暑さ指数を判断材料として知っておくべきだった」

   暑さ指数は検索すれば地域ごとに表示されている。

文   モンブラン
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