ラジオお悩み相談の女王「ジェーン・スー」の素顔に迫る 「悩むのはわがまま。暇だから悩む」

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   今話題の人物の生き様に迫る「人生シリーズ」、きょう17日(2018年7月)は、ラジオのお悩み相談で人気沸騰中の、ジェーン・スーさんに、火曜レギュラーの漫画家・倉田真由美が謎の素顔に迫った。

   ジェーン・スーさんは作詞家、コラムニスト。45歳、独身。いま「新ラジオの女王」と呼ばれている。「シリアスな悩みからトホホな相談まで、みなさんと一緒に考えていく」と、歯に衣着せぬ、ストレートな物言い、歯切れの良さ。生のトークを聞いた人は「トークモンスター」だという。

   リスナーは、「おかげで人生が変わったような」「心の糧です」「海を照らす灯台」とまでいう。コラムの連載6本。著書『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎文庫)は、エッセーでは破格の13万部を記録。平日2時間の生放送「ジェーン・スー 生活は踊る」(TBSラジオ)は、聴取率で同時間帯トップだ。

「頭の中でおちんぽまんじゅう...と唱えていると泣かないで済むよ」

   久米宏さんの番組にゲスト出演した時、久米さんが「その目つき良くないんだね」というのに、「どうですかね〜」。久米さん「場末のキャバレーじゃないんだから」、スーさん「はっははは。スナックですよ」と、大御所にも物怖じしない。

   倉田「そもそもジェーン・スーさんは本名?」

   スーさん「偽名です。東京生まれ、東京育ちです」。人生相談については、「どこの馬の骨というのが答えていいのかなと思うんですが、ありがたいことにたくさん相談がある」

   たとえばこうだ。「どうやったら元カレとすっぱりやめられるか」という問いには、「自分が新しい恋を始めて、というのが多分定型の返事だと思うんだけど、結論から言っちゃうと、現代に生まれたことを呪うしかない。無理でしょう」

   「私は涙腺が弱く、我慢できません。どうしたら我慢できるのでしょう」には、「とりあえず、頭の中でおちんぽまんじゅう、おちんぽまんじゅうと唱えていると泣かないで済むよ」。

   本人は、「解決策よりも、交通整理しようと思っている」という。

   フェリス女学院大を出てレコード会社に就職したが、35、6の時、元同僚が立ち上げた音楽制作会社を手伝い、さらにアイドルの歌を書いた。SNSの投稿日記が雑誌編集者の目に止まり、2009年コラムニストデビュー。独身女性への皮肉たっぷりの物言いが受けた。

   独身を、「未婚のプロ」と呼ぶ。「結婚したいという気持ちで何も行動を起こさないプロフェッショナルなんだから」。失恋もある。「自分の足りないところを、相手で埋めるような恋愛は絶対ダメ。ファッションでも頭の良さでも。どこからか不具合が出てくる」

   悩みは? 「悩むのはわがまま。暇だから悩む。バタバタ忙しくしていれば悩まない」。これもなるほどだ。

   ヤンヤン

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