広島で大規模な土砂崩れ、大水が発生するのはなぜなのか。砂防対策に詳しい東京大の太田猛彦名誉教授は、「雨が降ったら山は半分は水の塊になるのですが、とりわけ広島は花崗岩が風化してできた砂状の脆い真砂土の層で覆われているんです」と指摘する。
真砂土は雨水を浸透し、水がたまりやすい。豪雨になると吸収しきれず、大量の水が土砂とともに流れ下る。今回は「想定以上の大量の雨量だったので、限界まで水を含み、それで雨が止んで何日もたつのに水が出続ける原因でしょう」(太田教授)
司会の小倉智昭「そのよう真砂土のところは、日本に多いのでしょうか」
太田教授「非常に多いですね。広島の隣りの岡山もそうです」
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト