「避難が面倒」「2階に逃げれば大丈夫と思った」 自然の怖さを思い知った被災者たち

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   死者・行方不明者が200人を超え平成最悪の豪雨被害となった西日本豪雨で、避難意識の問題が浮かび上がっている。あふれる水の猛威は住民の想像を超えていた。

   岡山県倉敷市真備町の堤防の決壊場所から900メートル地点に立った阿部祐二リポーターが「100メートルにわたり堤防がごっそりなくなっています」と報告した。駅の建物が200メートルも押し流されて電柱にひっかかり、トラックが横転、田んぼに突っ込んでいた。

「前の水害の時は水は玄関先までだったから...」

   真備町は過去数回の洪水被害にあっているが、避難した女性は「40数年前に玄関先まで水がきた経験から、今回も来るとしてもそこまでと思っていた」と語った。いざとなれば2階に避難すればいいと考えたそうだが、「それがああなってしまった」と悔やんでいた。男性住民も「前のイメージがあるから、これまでぐらいだろうと思った」と話した。それが、今回の豪雨では市街地の3分の1が水没、一時は1000人が孤立した。

   広島県熊野町の被災男性も「避難は面倒で、自分は大丈夫と思ってしまった。命の危険がある、怖いものだと思いましたね」と実感したそうだ。

   司会の加藤浩次「誰もここまでの雨量を想像していなかった。避難するか、2階へ逃げるか、難しいところだった」

   ロバート・キャンベル(国文学研究資料館長)「短い時間に激変したのですね」

   キャスターの近藤春菜(タレント)「まさかという気持ちは誰にでもある。そこで行動するのは難しい」

   週間予報によると、北海道を除いて、最高気温30度以上の夏日がつづく。

   加藤「暑さに衛生面、土砂の固形化と、復旧は大変な作業になります」

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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