タイ北部の洞窟に閉じ込められていた少年ら13人のうち少年4人が昨日9日(2018年7月)、救出された。前日の4人と合わせ8人。みんな健康に問題はないという。残る5人(コーチ1人含む)の救出は今日10日も引き続き行われるが、終了するかどうかはわからないという。
洞窟にはコウモリが生息、感染症が心配だ
昨日は日本時間の午後1時から作業開始。7時間後に最初の1人が救出され、3人が続いた。少年1人に2人のダイバーがつき、少年はフルフェイスの吸入マスクをつけ、ダイバーが少年を抱えて進み、狭いところではダイバーが前後から少年をサポートした。
当初の見込みでは、1人の救出に11時間かかるとされたが、前日が8時間、昨日は7時間と、予定より早く作業が進んだ。
少年たちはチェンライの病院に入院。健康に問題はないというが、洞窟にはコウモリが生息しており、フンによる感染症を懸念して治療を受けている。このため家族への接触はまだ行われていない。
現地の洞窟入り口で取材しているTBSの森岡紀人記者にMCの国分太一が聞いた。
国分「家族との面会は?」
森岡「少年たちは、感染症の懸念から特別病棟に隔離されている状態。病院は、ガラス越しにでも、今日明日にも家族と合わせたいとしている」
国分「少年がガパオライスを食べたいと言ったと聞いたが......」
森岡「10日以上も絶食していたため、当面はおかゆなどを食べさせているそうだ。ガパオライスは先になりそう」
国分「残る5人の救出はどうなる?」
森岡「昨日夜の段階で、20時間後に再開といっていたので、今日の午後8時頃に再開するとみられる。ただ、天気が下り坂なので、早まる可能性もある」
国分「5人一度にとなるのか」
司会の堀尾正明「1人にダイバー2人がつくから、10人でできるのかどうか、微妙ですね」
国分「1日も早く、全員が救出されるように」