タイの洞窟に閉じ込められた少年ら13人のうち、きのう9日(2018年7月)までに8人が救出された。長期化も心配されていた救出作業は、おととい8日から始まり、あと5人だ。
タイ当局によると、作業開始は「洞窟内の水位が一番低い状態で、一方では間もなく大雨の予報があり、水位の再上昇の恐れもある」タイミングで決行された。13人がいる場所の酸素量が減り始めたことも考慮した。
ダイバーの熟練が上がったのが救いだ
救出には、少年1人にダイバー2人がついて、水中の狭い場所では1人が少年をかかえ、1人が少年のボンベを持ち、入口から張ったガイドロープをたどった。少年は顔全体を覆うフルフェースのマスクをつけた。マウスピースをくわえる形の通常マスクとちがって、パニックになってもはずれない。
現地にいるNNNの生野真吾記者は「あと5人の救出はきょうにも行われます。これまでは4人ずつでしたから、5人一気に助け出せるかが焦点です」という。生野記者は雨の中、傘をさしていた。「きょう未明から降り始めました。大雨にならないと予報は変わりましたが、早くやらなければと当局は考えています」
ロバート・キャンベル(国文学研究資料館長)「ダイバーが熟練するにしたがってスムーズに救助できるようになった」
司会の加藤浩次「ここまでは本当にうまくいっています」
下川美奈(日本テレビ解説委員)「パニックを起こさせないにするので大変だと思う。慎重に慎重を重ねてやってほしい」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト