行政が避難を訴えても「うるさい!」と聞かない 西日本豪雨、被害を大きくした住民の防災意識の欠如

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   「自治体の呼びかけと避難に課題が出ました」と司会の羽鳥慎一が西日本豪雨の実状を伝えた。ほとんどの被災市町村が6日(2018年7月)夜10時ごろから避難勧告や避難指示を早めに打ち出したのだが、大きな被害を防げなかった。

テレビで放送しても「つまらん」とチャンネルを変える

   愛媛県野村町では肘川にかかる野村ダムが放水から「見る見るうちに水位が上がった」(男性住民)という。放水1時間前には町がサイレンや防災行政無線で呼びかけたものの「雨で聞こえなかった」という住民もいた。

   防災システム研究所の山村武彦所長は「個別に受信機を配布しているところでは、うるさいからと止める人もいる。なんとなく自分だけは大丈夫というバイアスがかかり、リスクへの懸念が小さい」と指摘。ハザードマップが配られても、どこまで危機意識をもって読まれているのか疑問だと指摘した。

   玉川徹(テレビ朝日解説委員)「テレビで(災害リスクを)放送したって『つまらない』とチャンネルを切り換えられる。広報も届かない。全員に知らせるにはどうしたらいいのか」

   羽鳥「今回の自治体対応は早かったけれど、スイッチを切られたら終わりですもんね」

   住田裕子(弁護士)「オレオレ詐欺をいくら広報しても信じてしまう人がいる。最後は地域の口コミが一番強い。普段からコミュニケーションを密にしておかないと」

   石原良純(タレント)「これを教訓にしていくしかない」

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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