「日朝国交3兆円利権」臭い嗅ぎつけ安倍首相接近狙う女エージェント
謎といえば、紀州のドン・ファン怪死事件も解決の糸口さえ見えてこない。殺された野崎氏はカネを銀行には預けず、いくつものスーツケースの中に詰め込み、自分の留守の間は知り合いに預けていたそうだ。
だが、頑丈な金庫の中も空っぽだったし、カネの入ったスーツケースも見つかってはいないようだ。週刊新潮で捜査関係者がこう語る。<「遺産目当ての犯行という見方だけでなく、隠し金を奪うのが目的だったのではないかとの疑いが出てくると、捜査も別の取り組み方をしなければならない。隠し金の存在、さらには金庫からそれを頻繁に移動させていた事実を知る人物全員が重要参考人として捜査線上に浮上することになります」>
面白いといっては故人に何だが、面白くなってきた。
週刊文春は、安倍首相に韓国の「親北議員」を紹介し、金正恩委員長との話し合いが成功すれば、日本から払われる3兆円ともいわれる支援金を狙っている「女エージェント」がいると、曰くありげな記事を掲載している。
内容に注目するべきものはほとんどないが、懐かしい名前が出ていた。エージェントのAというのは日本人で、都内でコンサルタント会社をやっているというのだが、その後ろ盾というより、愛人が、韓国の朴東宣(85)だというのである。
1970年代に、韓国政府(朴正煕政権)の意を受けてアメリカで議員たちに巨額な資金を提供して大きな話題になった、「コリアゲート事件」の中心人物だ。私たちのような古い編集者には忘れられない名前である。朴がまだ健在で、何やら蠢いているというが、Aが週刊文春のインタビューで話しているように、朴は保守派で、今の文在寅大統領とは距離が遠いはずだから、日朝会談で重要な役割ができるわけはない。