具合が悪いとウソの119番通報をして、駆けつけた救急隊員に悪態をつく映像をネットに配信していた男が2日(2018年7月)、茨城県警・常総警察署に偽計業務妨害の疑いで逮捕された。
男は森義之容疑者(36)で、この6年間でウソの119番通報を12回かけていた。森はネットに配信し広告収入を得るユーチューバ―の世界では有名人で、夜中に配信することから「深夜配信の帝王」と呼ばれていたという。
「オレ、具合が悪いように見える?土下座しろよ」
逮捕となったのは2月17日の動画だ。森は酒を飲みながら自室で動画配信していたが、そのうち寝てしまい、視聴者が「具合が悪そうだ」と119番通報した。森の自宅に駆け付けた救急隊員が、「大丈夫ですか」と声をかけたところ、「オレ具合悪くないじゃん。なんで来たの。呼ばれたから来たって、オレ呼んでないよ。税金のムダ遣い。お前らクズだよ。オレも働いていないけどさ」と暴言を浴びせはじめた。
救急隊員は無事を確認し引き上げたが、このあと、今度は森が自ら119番に電話して、「気持ち悪いから救急車来てよ」。10分後に再び駆けつけた救急隊員を見て、「あっ、さっきと同じ人。えっ、オレ、具合が悪いように見える? 来るのはおかしいじゃん。オレたちの税金で生活しているんだろう。だったらオレたちに『ごめんなさい』って土下座して、頭をついて謝ればいいじゃん」などと絡んだ。
「偽計業務妨害罪」3年以下の懲役または50万円以下の罰金
偽計業務妨害罪は3年以下の懲役または50万円以下の罰金に加え、虚偽通報罪(30万円以下の罰金または30日未満の勾留)にも問われる。
司会の小倉智昭「腹立ちますね。乗り込んで行ってぶん殴ってやりたい気になりますよ」