タイ北部の洞窟で9日間にわたり行方不明になっていた地元サッカーチームの少年12人とコーチが2日(2018年7月、日本時間)、無事でいるところを発見された。2人のダイバーが、入り口から4番目の空洞の高台にいるところを見つけた。
少年らは先月23日、洞窟に入った。その後大雨で洞窟内の水位が上昇、閉じ込められてしまった。タイ海軍特殊部隊のほか、アメリカ軍や国際協力機構の専門家らチームらが24時間体制で捜索を続けていた。
一体少年らはどうやって生き延びたのか。
脱出はまだまだ先、4か月分の食料を送り込み...
コーチのほかに1人の少年がリーダーシップをとり、できるだけおとなしく寝ていて、洞窟の上から落ちてくる水を飲んで飢えをしのいだという。みんな疲れ果てた様子ではあるが、ダイバーに笑顔を見せ、感謝の言葉を口にした。
今後の課題は、雨で上昇する水位と濁流で流れ込んだ土砂だ。洞窟から出るにはいくつもの浸水した部分を通らなければいけない。水は濁っていて、プロのダイバーでも400メートル進むのに8時間かかったという。
脱出のプランはまず、4か月分の食料を送り込み、少年ら13人にダイビングを教えるという。少年たちが洞窟の外で待つ家族と出会うまで、道のりは長そうだ。
司会の小倉智昭「子どもたちの頑張りは称賛に価します」
中江有里(女優、作家)「想像できないほどの精神力です。早く親御さんの手元に戻ってほしい」
小倉「暗い中での9日間。その恐怖心は計り知れません」
夏野剛(実業家、慶応義塾大学特別招聘教授)「よく頑張りました。コーチもよく指導しました。この経験がこの子らの人生に生きていくのだろうなと思います」